コピーライティング

『弘法も筆の誤り』 という諺（ことわざ）があるように、どんな熟練のライターであろうと、必ずミスというものは起こり得ます。 いまこれを読んでいるあなたも、いずれ実践の際にミスを起こしてしまうでしょう....。 ただ、勘違いしてほしくはないのですが、これは脅しているわけではありません！ 人間である以上、失敗なんて仕方のないことです！ 重要なことは、”どうして失敗してしまったのか？”ということです。 たとえば、 ”クライアントから提示された納期を守らなかった” という場合、これは失敗ですがただの怠慢です。 仮にそれがどんな理由であれ、クライアント側からすれば「あのライターは納期を守らない奴」と思われ、今後二度と依頼が来ることなどないでしょう。 ですが、どうしても仕方ない理由で遅れてしまうと連絡さえ入れれば、『それなら仕方ないな』と納得してくれるかもしれません。 このように、ほんの少しの行動次第で、今後のライター人生を左右する出来事があなたにも起こるかもしれないのです。 そのために、今回はそんな”やってはいけないNG集”をご紹介します。 ぜひすべて確認していただき、これからの注意事項として心得ておいてください！ これはダメ！ライターNG集 ７選 NG1.見直しをしない 子どもの頃、 「テストの最後には必ず見直しをしましょうね。」 と言われた経験ありませんか？ まさにこれと全く同じことです。 冒頭でも、必ずミスは起こると言いましたが、確認し発見すれば先に修正ができますし、提出前ならいくらでも書き直せます。 ですので、完成した後でも、必ず1回は見直し、確認をしましょう！ 特にある程度ライティングに慣れてきても、”誤字・脱字・衍字（えんじ）”はよくあるミスです。 １つ、２つなら目をつぶってくれるでしょうが、それがあまりにも多いと 「見直しもしていない！」 と悪印象になってしまいます。。 小さなことですが、細かなところに気を使えているかも有能なライターに必要な要素です。 『神は細部に宿る』 この意識を常に持ち、隅々までチェックしましょう！ NG2.ヒアリングをしない これは実務前の話です。 依頼を受ける際はクライアントに対し、ヒアリングというものが必要となります。 クライアントの意図を汲み取り、100％で反映させるために存分に聞いておくべきなのですが、ここを疎かにしてしまう方が稀にいます...。 なかでも、NGワードを聞かずにライティングしてしまうと、どれだけ良い作品を生んでも一発で”ボツ”となってしまいます。 クライアントと自分（ライター）、お互いがスムーズに仕事をする為にも、必ず細かくヒアリングを行いましょう！ NG3.リサーチをしない これも上記同様、ライティング前のことです。 商品・サービスによっては、同業他社のものをコチラで調べる必要があるのですが、「ヒアリングしたから大丈夫」と、存分にリサーチをしない方がいます...。 しかし、それはハッキリ言ってかなり危険です！ たとえば、 「業界最安値！」「世界初！」 と書いたときに、 「他社のほうが安い」「先出商品がある」 といった間違えた情報を書いてしまえば、まず他社とのトラブルになるでしょう。 それでは、報酬どころか損害賠償という可能性もゼロではありません・・・ ただ、ここはリサーチさえ行っておけば未然に防げる問題ですし、また独自性に気づけたり謳い文句も見つかり、ライティングの幅が広がることにもなります。 だからこそ、実務の際は徹底したリサーチを行った上でライティングに取り掛かりましょう！ NG4.ライバル商品・サービス・企業を批判する 上記では、”徹底したリサーチを！”とお伝えしました。 その結果、事実であれば『業界最安値！』と書くことは良いことです。 しかし、 「他社Bの商品はこんなに高い、こっちに比べて粗悪」 などと他社を貶すことはタブーです！ これも当然、他社とのトラブルの原因となりますし、批判のようなコピーを見た読者にもこちらの品性を疑われかねません。 ですので、ライバルの悪い点は書かず、こちらのメリットや独自性、優位性を抽出しましょう！ そうすれば読者は自ずと他社と比較し、こちらを選んでくれるはずです。 イメージ例 ✕ 「ライバル社〇〇の製品は、毎月の電気代が×万円もかかりますが、 今回ご紹介しているこちらの商品は、たったの×百円しかかかりません！ これ以上ムダな電気代は払わないように、すぐに買い替えましょう！」 ⬇ ◯ 『今回ご紹介しているこちらの商品は、 毎月の電気代がたったの×百円と圧倒的な低コストを実現しました！ 早速入れ替えて、浮いたお金でちょっと贅沢しちゃいませんか？』 NG5.コピー盗作をする 言わずもがな、 コピーの模倣（パクリ）は厳禁です！ ただ、これはかなりセンシティブな話であり、”パクリ”と”インスパイア（影響を受ける）”は異なります。 なかには、 「このコピーは素晴らしい！」 と感じたものが記憶に残り、意図せず勝手に似てしまうこともあるでしょう。 その場合はどうしても仕方ないので、せめて”わざと真似すること”は絶対にしない！という意識を持っておきましょう！ あくまでもオリジナリティを出しつつ、良い作品を作り自分のライターとしての価値を高めてください。 また、万が一「〇〇と似ているから変えて欲しい」と言われた際の対応も、サッと行えるように心がけましょう。 NG6.一貫性を出していない これはライティングの、しかもかなり細部のことになりますが、”一貫性がない文章”は良くありません。 わかりやすく言うと、文章内の一人称が 冒頭では「僕」中盤から「私」たまに「俺」 などバラバラになっているようなことです。※上記の現象を【表記揺れ】といいます これでは読み手は間違いなく混乱してしまいますし、内容に集中されなくなってしまいます。 他にも、敬語の種類や使う記号（！や【】等）、商品の呼称の仕方など、ありとあらゆる部分でも同じ様に一貫性をもたせましょう。 ※行動心理学でも【一貫性の法則】という心理効果があるように、一貫性があるものや人に人間は惹かれる習性があるので、これが最終的な数値アップの第一歩となるはずです。 NG7.常識的な行動をしない 最後は、常識的な行動・言動が出来ていないということです。 ここまでリサーチや一貫性など少し専門的なことをお伝えしてきましたが、結局何よりも大事なことは、 『常識をもつこと』です。 それこそ、 時間、納期、期限を守る 約束を守る 報告や連絡をする コストがかかることは事前に相談する 丁寧な言葉使い 嘘をつかない ミスがあれば誠心誠意で謝罪する などなど、挙げればキリがありませんが、極々シンプルな一般社会人として当たり前の内容です。 ただ、ここが超重要ポイントなのですが･･･ 世の中の副業・フリーランスライターの2〜3割は、この当たり前が徹底されていません。 もう一度言います。 ライターの2〜3割は、常識的な行動が出来ていないのです！！ ここは驚かれるかもしれませんが、 挨拶をしない、納期を守らない、嘘をつく、謝らない... という方は予想以上にいるのです。 もちろん当たり前のことが出来ない場合、それなりの評価を受けます。 （ココだけの話、某大手企業出身のライターさんが、実力がありながらも横柄な態度で仕事をしていたため、業界中から総スカン、転職となったなんて話もあるほどです...。） ただ！！ 逆を言えば、挨拶をしたり嘘をつかないなど当たり前のことを当たり前にしているだけで、すでに有利に活動していけるのです！ いまこの文章を読んでくれているあなたなら、ここの点についての問題は絶対に無いはず。 ですので、ぜひ”当たり前”のことを徹底して続けましょう！ いくらクライアントとライターと言えども、結局のところは人対人。 お互いに気持ちよく仕事ができ、良い関係を築けるよう努めてくださいね。 まとめ 以上の７つが、おもに取り上げられるNG集です。 これらのことは毎回仕事の度に気をつけてほしいですが、最大の理想としては、 『意識せずとも身についている』 という状態です。 どんなときでも、どんな仕事でも、常にベストを尽くしクライアントの信頼を勝ち取る素晴らしいライターを目指しましょう！

コピーライティング

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