行動心理学

世の中には、行動心理学以外にも様々な心理学と呼ばれる学問が存在します。 なかでも、 『色彩心理学』 は、それぞれの色が持つ効果によって、その色を見た人間の心境を変えてしまうという効果があり、行動心理学と非常に密接な関係にあります。 ライティングやデザインの際、この色彩心理学を知っておくだけで、より訴求出来るように配色が決定したり、デザインを修正したりと数値を上げるための効果を発揮できます。 予備知識という感覚でも結構ですので、基礎的な色彩心理を見ていきましょう。 赤 -Red- イメージ 熱い、強い、危険、闘争、情熱的、興奮など 効果 楽天的・陽気な印象を与える。また、新陳代謝を促進し食欲を増進させたり、血管や自律神経を刺激し身体を活動的にさせる。 ライターとして 購買色・販売色と言われる色なので、購入ボタンなどに使うと効果的。特に、格安キャンペーンや特価セールの際は有効となる。また、募金サイトなどでも使用され、総じて、行動力を促す際に使うと良い。 オレンジ -orange- イメージ 暖かい、明るい、元気、希望、夏など 効果 楽天的・陽気な印象を与える。また、新陳代謝を促進し食欲を増進させたり、血管や自律神経を刺激し身体を活動的にさせる。 ライターとして 暖色であり万人受けする色のため、”親しみ”や”家庭的”をアピールしたいときに有効。また、食欲増進効果があるので、飲食系の広告に使うと効果的となる。 黄色 -yellow- イメージ 明るい、元気、輝き、にぎやか、幸福、危険、注意など 効果 明るさや希望を与え、運動神経を活発化させる。また、脳の活性化を促進して頭の回転力を上げ、集中力向上にも繋がる。 ライターとして 集中力を上げるため、学習系の広告に利用すると効果的。”明るい、元気”というイメージから、子供向けの広告にも適している。また、「黄＋黒」の組み合わせで、警告色としても使われる。 緑 -green- イメージ 自然、安らぎ、落ち着き、安心、平和、成長、健康など 効果 情緒の安定、安心感の増加など、リラックス効果を生む。また、細胞生成を促進したり、緩和効果があるので血圧を下げる。 ライターとして 興奮を鎮静させたり目の疲れを癒やすので、”自然・ナチュラル”に関するサイトや広告に最適。また、安心・安全を謳う広告でも効果的。 青 -bule- イメージ 冷たい、冷静、寒い、涼しい、悲しみ、青春、誠実など 効果 爽快感、冷静さ、鎮静作用など、精神的に落ち着かせる効果がある。また、体温の低下、痛みの緩和などの作用もある。 ライターとして 赤の反対色であり、知性や冷静さを感じさたいサイト・広告に有効。また、夏らしさをアピールすることに最適なカラーなので、夏季イベントPOPなどに使用しても効果的。 紫 -purple- イメージ 高貴、高級、大人っぽい、セクシー、神秘的、嫉妬、不安など 効果 高貴さ、優雅さ、神秘的なイメージを与え、集中力向上や鎮静効果がある。また、リンパ管や心筋、運動神経の働きを抑制する。 ライターとして 創造力を駆り立て感受性を高めるので、アーティスティックなイメージをもたせる際に効果的。また、高級感・上品さを演出することができるため、化粧品広告やウェディングサイトなどのカラーリングに適している。 ピンク -pink- イメージ かわいい、優しい、幸せ、恋愛、甘い、春、夢、わがままなど 効果 女性らしい”可愛さ”のイメージから、女性ホルモンの分泌を高める効果がある。また、恋愛感情を意識させることが出来る。 ライターとして 幸せ・恋愛というイメージから、女性らしさをアピールしたい際の広告・サイトに最適。また、味覚的に甘さを刺激するので、ダイエット広告には不向き。 白 -white- イメージ 純粋、清潔、神聖、清楚、無、天使、自由、潔白、雪、冬など 効果 純潔さや純真さ、潔白さを表す。リセット効果も持つので、苛立ちやストレスを和らげる効果を持つ。 ライターとして 清潔感・純粋さをアピールできるので、ニュースサイト記事などに適している。余計な主張を無くし、シンプル感や商品のみを際立たせたい通販サイトなどにも有効。 黒 -black- イメージ 恐怖、孤独、強さ、絶望、静寂、シック、高級感、カッコいい、重いなど 効果 力強さを象徴し、威圧感や不安感を与える。また、神秘的な存在感、モダン・スマートなイメージの演出も可能。 ライターとして 高級感がありシックなイメージを持たせたい、特に大人の男性向け広告・サイトなどに適している。文章内では、背景色に使うことで強調、注意を惹かせることが出来る。